がん細胞に照準を合わせ、複数の新開発の医療用マイクロウエーブ機より、同時にハイパワーのマイクロウエーブを照射します。
　照射は、がんの種類・大きさ・深度などにより異なりますが、数秒の照射を３回ほど行うものを３回繰り返します。
　これを１日１セットから３セットほどおこないます。

　家庭用の電子レンジで食品を加熱する原理で、医療用マイクロウエーブ機より照射された高周波が、がん細胞を加熱します。
 
　加熱といっても熱源を利用するわけではないので、がん周辺の細胞を傷つけること無く、数秒わずかに温かいと感じる程度で、がん細胞のみが確実に死滅温度の42.5度へと上昇していきます。

　加熱されたがん細胞は、40度を超えた頃から徐々に死滅しはじめ、42.5度から４３度付近で殆ど死滅します。
 
　実験データにおいては、１日３セットの照射を３日間行った場合、殆どのがんでおよそ９０％死滅させるのに成功しています。